母乳育児について
今日は昔の母乳育児について書いてみたいと思います。
私は二人の男の子の母親です。
上は小1、下は年少でどちらも母乳を与えていました。
合計母乳歴6年です。
とくに上の子は3歳までガッツリ飲んでいて、4歳になっても弟が飲んでいると欲しそうに見ているので、たまにあげていました。
下の子は3歳のお誕生日でほぼ飲まなくなりました。
二人共大きな抵抗なく、止めるべくしてやめたといった感じです。
これだけ長く母乳をあげるのは大変でしたが、今となってはがんばってよかったなと思います。
母乳は比較的よく出る体質でした。
出るなら完全母乳を目指そう、出にくいならミルクでいいなと考えていましたが、出るからには頑張ろうと意気込んでいました。
母乳育児で困ったこと
○乳腺炎
母乳の出がよく、3時間も経つと乳がパンパンになりました。
赤ちゃんは母乳を全て飲みきっているように見えても、脇の下から乳房の下にかけて飲み残しがありました。
できる範囲で飲み残しを絞ってはいましたが、慣れない育児下では授乳するだけでも大変!
まあいいか〜とほったらかすズボラもやってました。
だからでしょうか。
飲み残し+疲れや肩こり+カレーを食べる
の三拍子が揃うと痛みと発熱を伴う乳腺炎になりました。
この三拍子の方程式がわかるまでに三回乳腺炎になりました😅
人によってカレーの部分は生クリームだったり、揚げ物だったり違うようです。
妊娠前はよく中辛カレーを食べていましたが、どうも香辛料が一番悪いようで、甘口を少量なら大丈夫ということも随分経ってからわかりました😓
中辛カレー大好きだったんですが、授乳を終えた今では味覚が変わり甘口派になってしまいました。
乳腺炎になったときは痛いだけなら痛い部分を冷やします。
授乳の際には赤ちゃんをラグビー抱きにして乳房の下回りを吸ってもらえるようにしていました。その際、痛いところを指で押して、詰まっているところが流れるようにしました。
発熱した際はかかりつけの産婦人科で見ていただく方が良いです。
38度以上の熱が出ますし、何らかの菌が入ったことで炎症を起こしているので、
放置はやめましょう。
○頻回授乳で休まらない
母乳は消化しやすいので赤ちゃんの負担は少ないそうです。
が、その為にすぐお腹が空きます。
新生児期は多いと10回以上あげていました😅
泣いたらおっぱい?と思っていたので、おかげで大きく育ちましたよ!
朝夕関係なく同じようなペースで授乳するので、まとまった休みが取れません。
寝られない、休めない=イライラ、乳腺炎
となります。
寝れなくてイライラして子供に当たったり、疲労が溜まって乳腺炎になるくらいなら、ミルクを少し使ってもよかったかも?と思います。
一人目は特に頑張っちゃいますが、なるべく楽なようにしていいと思います。
母乳でもミルクでも大きく育つのです。
母乳だからいいとか、ミルクだから駄目とかは無いです。
この時代の母は核家族でワンオペで、精神的ストレスも多いし、半分以上の人が数年内に働きにも出て毎日すごい量のタスクをこなさなければなりません。
赤ちゃんの時からちょっとずつ、手を抜いて楽する方法を覚えるほうがいいと今は思います。
○乳首を噛まれたり、怪我すると痛い
赤ちゃんが乳を飲むときの吸引力はすごいです。
加えさせ方が甘いと、乳首に亀裂ができます。
それがものすごく痛い!
毎度やってくる授乳が痛くてたまりません。
かといって飲まさなかったら乳は張るし、放っておくと乳腺炎の危険や分泌が抑えられて出が悪くなったりします。
亀裂ができないように乳首だけを咥えるのではなく、乳輪を咥えるようにさせてくださいね。
それでも、亀裂ができた方は専用の軟膏があるので処方してもらうといいです。
赤ちゃんの口に入っても安心なものだそうです。
↑ 産婦人科で処方していただきました。お世話になりました。
○1歳を越えると断乳するよう言われる
当時は完全母乳でやりたいというこだわりがあり、ほぼ完全母乳を通していました。
離乳食を始めて食事量が増えても母乳量はなかなか減らず、1歳時点では断乳や卒乳など考えられないほど潤沢に母乳が出ていました。
婦人科での検診や高齢の御婦人にはよく、
1歳越えたなら母乳はやめなさいと言われたものです。
私はやめたくても子供はまだまだ欲しがるのですから、あげたらいいとは思うのですが、
周囲からすっぱく言われると、気持ちもゆらぎます。
この子の為にはやめたほうがいいのか、ネットで沢山検索して悩みました。
母乳を続けたいのに肯定する意見がない。
肯定意見を探していました。
助産師さんが書かれているとあるホームページが参考になり、迷いながらもそのまま続けることにしました。
二人目を妊娠中、某宗教の家庭・育児についての勉強会に参加した際のことです。
お話をしに来ている先生がおり、今までも育児相談などを少ししたことがあり、妊娠中の母乳について意見をたずねました。
すると、妊娠したならもうすぐにでも断乳しないと!と言われ、
乳房にマーカーで鬼の絵を描くことを勧められました。
そんなことで断乳できるんだ?と半信半疑でやってみたところ、効果てきめん!
当時二歳の息子は鬼の絵を見た途端、おっぱいに怯えるようになり飲みたいとは言わなくなりました。
おお!これはすごい!
そう思ったのもつかの間。
息子は一日中指をしゃぶっているようになりました。
一人遊びもほどほどにずっと指しゃぶっている姿は明らかに異常です。
これはヤバい!
と感じ2日程で鬼の絵を消し、断乳は中止しました。
何ということを教えててくれたんだ💦
と、それからは勉強会には行っていません。
やっぱり産婦人科の先生に意見を聞こうと、検診時に聞いてみました。するとー
母乳には栄養はもうあまりないけど、精神が安定するから飲ませていいよ。
とお墨付きをいただきやっと自信がもてるようになりました。
飲ませていいんだ!
長男よ!ごめんね!
その後、妊娠5ヶ月で母乳は止まりましたが、出ないおっぱいを息子は吸い続けていました。
出産後は赤ちゃんの後に飲むならいいよと約束し、継続。
次男が首が座りしっかりしてくると、片方ずつを同時に飲ませるダブル授乳をしたりと、母も楽しみました。
兄弟仲も深まってみんなニコニコです😊
いろんな人の言葉に翻弄され失敗もありましたが、子供たちがいらないというまで母乳を続けてよかったなと思います。
無理な断乳は子供にとっても負担が大きく、母親にとっても乳腺炎リスクと隣り合わせです。
長男のころはまだ断乳論も残っており、断乳?卒乳?まさかの継続?といった感じでした。
よくよく考えたら、断乳っておかしくないですか?
子供と話し合って決める卒乳は、お互いにタイミングが良いときを相談してやめます。
断乳は子供が嫌がっていても、母が一方的に拒否してやめさせることです。
後々の親子関係にひびが入りそうです。
母親が病気などの理由で仕方がないこともあると思います。
そんな時でも、いきなりやめるのではなく、きちんと説明してなんとなくでもわかってくれてからやめたいです。